首筋から鎖骨にかけてのコリがある場合です。いわゆる「肩の前側」で、ここには胸鎖乳突筋という筋肉があり、首の付け根あたりがピーンと張って弾力がなく、押さえると強い痛みを感じます。東洋医学ではこの部位に大腸経の経絡が流れており、なんらかの原因で大腸経に変調が生じると、熱の循環に支障が起こり、体熱のバランスがかたよってしまいます。そのひとつの症状として、首すじや肩の上に熱がこもり、その一方で足腰が冷えることがあります。こうして肩こりが起こるわけです。手の三里の刺激は、大腸経の働きを正常にし、肩こりを解消してくれるのです。 | ||||||
ツボの見つけ方 | ||||||
肘を90度に曲げてできる肘の横じわの外端から手首に向かい手の指の横幅3本分程度の場所。 | ||||||
刺激の仕方 | ||||||
左右の腕を組むようにして、親指の腹先を手の三里にあて、 「緩増押圧法」で3~5分繰り返します。左右のツボで反応がはっきりとあらわれている方を主に刺激ます。 次回は肩こり・・・・上四涜(かみしとく)を予定しております。 |
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